みなさまこんにちは!
こんにちは、下着の魔法使いちーちょろすです。
私は元下着販売員なのですが、現役時代もフリーランスとして活動していても、育乳をされている方は年々増えている傾向にあるように感じます。
それと同時に、エビデンスのない育乳方法でお金だけを失ったり、効果が出ずに自信をなくしてしまったりする方もとても多いです。
現に今この記事を読んでくださっている方も、少なからず育乳に興味関心がおありだと思います。
普段育乳については書かないのですが、今回の記事では「そもそも育乳はブラジャーでできるのか?」ということについてご紹介していきます。
着ているだけで太っていくお洋服があったら怖いですし、そんなお洋服ありませんよね。
それと同じで、ブラジャーをつけるだけでバストが大きくなることはありません。
特にシンデレラバストさんは華奢な方も多いので、バストの元になるタンパク質をしっかり摂取し、ストレスが少なく、良質な睡眠をしっかりとる方が余程効果的だと私は考えています。
いわゆる育乳ブラは、脂肪の位置を癖づけるというものなので、脂肪がなければいくら育乳ブラを着用しても効果は感じにくいんです。
育乳ブラをつけることで脂肪を増やしたり移動させるのは無理ですが、
癖をつけたり、シルエットを美しくしたりすることは可能です。
コルセットを締め続けると、ウエストが細くなっていくのと同じですね。しかし、つけ続けなければ基本的にはまた緩やかになってしまいます。
ブラジャーは指輪と同じで脂肪のついて欲しくない部分を締め付けることでそこに脂肪をつきにくくすることができます。
よって、ゆったりとした下着を着用した結果緩やかになってしまったバージスライン(バージスラインについてはこちら)をはっきりさせてくれます。
こうしてメリハリをつけることでバストの形が綺麗になったり、育乳効果を感じやすくなったりします。ただし大きくなる確証はありません。
逆を言えば、既にバージスラインがはっきりしていて脇や背中に脂肪がない方は、育乳ブラを着用しても効果は感じにくいです。
(強いて言うなら、現状をキープしたりつけ心地が好みであれば、安心してつけられるというメリットがあります。)
繰り返しになりますが、そもそも脇や背中に脂肪がなく、太りにくいシンデレラバストさんはまずしっかり栄養をとって体重を増やす方がバストアップの近道だと私は考えています。
バストをキープしたままダイエットを成功させるには、とにかくバストの脂肪を燃焼させないことがポイントです。
揺れたり、運動前に血行が良くなったりすると脂肪が燃焼しやすくなってバストから痩せてしまうので、シンデレラバストさんも運動時にはバストが揺れないようにして、運動前のマッサージは避けましょう。
また、バストの元になるタンパク質はしっかり摂るのがポイントです。
今回の記事では育乳について書かせていただきました。
まだ世の中は「バストは大きい方が良い」と思っている方が多いので、育乳という言葉もかなり浸透しているように感じています。
しかし、どうして育乳をしているのか、という理由についてはしっかりと考えていただきたいのが私の本音です。
「バストが大きくないと女性じゃない」
「貧乳で可哀想」
「彼氏に育乳してと言われて」
いろいろな理由を聞いたことがありますが、育乳の必要性が自分自身より他人のせいで発生しているように感じる場面が多々あります。
恋人に大きくして欲しいと言われても、自分が今のサイズで満足しているのであればそのままで十分素敵です。
シンデレラバストや小胸というワードより、貧乳という言葉の方が世の中には溢れていますが、貧しいという表現は本当に正しいのでしょうか?
育乳をずっとしていた友人が、「温泉に行くと小学生よりバストが小さくて、私が女で良いのだろうかと思った」と話していました。彼女にそう思わせているのは、彼女自身に問題があるわけではなく、私たちが生きる今の社会がそうさせてしまっているのだと私は思います。
大切なのは"自分を変えたい"という気持ちが、本当の気持ちなのかです。
理想の体に近づくための育乳は素敵だと思いますが、誰かのせいで自分の体を否定し育乳をするのはもったいないです。
バストはどんなサイズ、形でも素敵だということを忘れないでいただければと思います。